コラム
矯正中 食べやすい食事、装置が脱しないための工夫について説明します
1. 矯正装置が付いたら何に気お付ければいいのか
矯正中は「何を食べるか?」「どう食べるか?」が重要になります。ここでは、装置のトラブルを防ぎつつ、咀嚼と栄養バランスを両立させるためのコツを詳しくまとめました。あなたの矯正ライフがもっと快適になるヒントをご紹介します
2. なぜ矯正中の食事に配慮が必要なの?
- 装置の脱離リスクの回避
硬すぎる・粘着性の食品は、ブラケットやワイヤーに負担をかけ、装置が外れる原因になります。 - 痛み・違和感の軽減
矯正の装置をつけたばかりの数日間は、歯や歯茎が過敏になります。刺激が強い食べ物は避ける他方がよいでしょう。 - 口腔ケアと栄養の両立
装置があると歯磨きしづらくなるため、虫歯や着色を防ぐ食生活の工夫も大切です。
3. 矯正中におすすめの「食べやすいメニューと食材」
3.1 軟らかめで歯に優しい主食
- おかゆ・雑炊:胃にもやさしく、咀嚼の負担が少ない。
- 柔らかく炊いたご飯(炊き込み可):味に変化があり、満足感も得られます。
- 麺類全般(うどん・そうめん・スープパスタ):刺激が少なくスムーズに食べられます。
3.2 タンパク質をしっかり摂れる献立
- 豆腐や卵:絹ごし豆腐・茶碗蒸し・スクランブルエッグなど。
- 煮魚・蒸し魚:サバの水煮や鮭のホイル蒸しなどは骨なしで調理してください。
- ひき肉や鶏ささみのそぼろ煮:柔らかく調理すれば噛みやすく安心です。
3.3 野菜で繊維を補うメニュー
- 野菜スープ:にんじん・キャベツ・大根の柔らか煮。
- 温野菜:ブロッコリーやかぼちゃなどを蒸すだけでもOK。
- ペースト系サラダ:アボカドやかぼちゃをマッシュしてクリーミーに仕上げればより理想的です。
3.4 装置に優しいデザート/おやつ
- ヨーグルト+フルーツピューレ:ほどよい酸味と甘さがあります。
- ゼリー・プリン:柔らかくて冷たくて食べやすいです。
- スムージー・飲むスイーツ:甘み控えめ・野菜入りで健康的です。
4. 「装置が脱しない」ための食べ方の工夫
4.1 食べる前の咀嚼チェック
- 一口のサイズを小さめに取り、ゆっくり噛んで飲み込むことで噛む力が安定しやすいです。
4.2 前歯で噛まず、奥歯でしっかり噛むことを意識
- ハンバーガーやおにぎりなどは奥歯で噛むと、ブラケットへの負担を軽減できます。
4.3 食べ物を細かく切って、装置への負荷を抑える
- 硬い食材は一口サイズに、肉類なら薄切りに調理すると安心です。
4.4 食後のケアこそが装置トラブル予防に直結
- フロスやタフトブラシ・洗口液でしっかりケアし、食べカスが詰まる前に除去しましょう。
5. 食事ごとのタイミング別おすすめメニュー
朝:優しいスタートで口の中に負担少なく
- 温かいおかゆ+煮野菜+温卵
- ヨーグルト+バナナ+ハチミツ
昼:バランスよく栄養補給
- 雑炊+蒸し魚+野菜スープ
- 柔らかめパスタ+鶏そぼろ+かぼちゃのペースト
おやつ:噛まずに満足感
- ヨーグルトスムージー+スムージーゼリー
- 胃に優しい豆乳プリン+果物ピューレ添えなど
夕食:しっかり補うメニュー
- おじや+肉そぼろ+野菜スチーム
- 豆腐ハンバーグ+温野菜+マッシュポテト
6. 食材別・避けた方が良いものリスト
食材・食品 | 注意点 |
---|---|
ナッツ類・硬いせんべい・氷 | ブラケットが外れる原因になりやすいです |
ガム・キャラメル・もち | 粘着性が高く装置にくっつきやすいです |
ソフトキャンディ | 糖分が高く虫歯リスクUPになります |
肉の骨付きや繊維質根菜 | 咀嚼負担が大きく歯に衝撃が加わります |
酸味の強い柑橘類・炭酸飲料 | エナメル質へのダメージおよび虫歯促進です |
7. 「脱離さない食事」&「食後ケア」の一連ルーティン
- 口腔内を軽く水でゆすいでください
- 一口サイズで奥歯中心に穏やかに噛んでください
- 食後はタフトブラシ・音波ブラシで丁寧にブラッシングしましょう
- フロス or デンタルフロスを使用しましょう
- 舌クリーナー or 洗口液で仕上げをしましょう
- 日々の食事・装置ケアに気をつけてください
8. よくある質問(Q&A)
Q1. 固いトーストはNG?
A:バター・チーズは大丈夫でも、表面がカリカリのパンは装置へ衝撃があるので避けましょう。柔らかくトーストしたものにしましょう。
Q2. おにぎりは装置にひっかかる?
A:正常な食べ方ならOK。できれば一口サイズにして奥歯で噛むと安心です。
Q3. 生野菜が食べたい…?
A:生は硬くて咀嚼負担が大きいです。蒸す・茹でるなどして柔らかくしてから食べましょう。
Q4. 飲み物なら何を選べばいい?
A:常温〜ぬるめの白湯・麦茶・水・砂糖不使用豆乳がおすすめ。炭酸・酸性飲料は控えましょう。
9. 24時間ルーティン例
時間帯 | メニュー&ケア内容 |
---|---|
07:00 | かゆ+温野菜+温卵 → 歯磨き+フロス |
10:00 | ヨーグルトスムージー → 舌クリーナー&洗口液 |
12:30 | 雑炊+蒸し魚+スープ → タフトブラシ+音波歯ブラシ |
15:00 | 豆乳プリン+果実ピューレ → ゆすぎ+軽い口腔内ケア |
18:30 | おじや+豆腐ハンバーグ+温野菜 → フロス+洗口液 |
就寝前 | 舌クリーナー+マウスウォッシュ |
10. まとめ:賢く食べて、快適に矯正ライフを続けよう!
- 装置にやさしい食材選び(柔らか・粘着排除・酸味少なめ)
- 食べ方にも配慮(奥歯中心・小口・安定した咀嚼)
- 食後のケアを習慣化(タフト・フロス・洗口など)
- 食事と装置ケアはセットで記録し、可視化して習慣化
これらを組み合わせることで、矯正治療中でも装置トラブルや虫歯を防ぎつつ、美味しく食事を楽しむことができます。
🌟 おわりに
矯正治療中の「食事&装置ケアの悩み」は、生活習慣の小さな工夫で大きく改善できると思います
※本記事は一般的なアドバイスです。お口の状態や装置種類によっては個別対応が必要ですので、担当矯正歯科医にご相談ください。
当院では、歯並び無料矯正相談(カウンセリング)を行っています。
「自分の歯の状態は治療した方がいいのか」「まだ治療をするか決まっていない」「費用を確認してから検討したい」などお考えの方もお気軽にお問い合わせください。
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