マウスピース矯正の治療期間と長引かせないためのポイントを解説|部分矯正・前歯矯正・プチ矯正・審美治療に特化した新大阪・東三国・東淀川駅エリアの歯医者 はしもと歯科クリニック

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マウスピース矯正の治療期間と長引かせないためのポイントを解説

マウスピース矯正の治療期間と長引かせないためのポイントを解説

マウスピース矯正は少し特殊なシステムなので、従来の矯正法と比較して治療期間が長くなるのか、それとも短くなるのかよくわかりませんよね。

今回はそんなマウスピース矯正の治療期間と長引かせないためのポイントをわかりやすく解説します。

 

マウスピース矯正の治療期間はどれくらい?

マウスピース矯正の治療期間は、部分矯正と全体矯正で大きく変わります。

部分矯正の場合

部分矯正は、文字通り歯並びの一部分だけを治療する方法で、マウスピース矯正でも行えます。

上下の前歯12本を対象としたマウスピース矯正では、612か月程度で治療が完了することが多いです。

症状が軽く、歯の移動にそれほど苦労しないようなケースでは、36か月程度でマウスピース矯正が完了することもあります。

全体矯正の場合

全体矯正は、上下の歯すべて(28本)を治療する方法で、全顎(ぜんがく)矯正とも呼ばれます。

標準的な歯列矯正であり、マウスピース型矯正装置を用いた場合は13年程度の期間を要します。

目安となる期間に幅があるのは、歯並びの状態で治療の難易度が大きく変わるからです。

 

ワイヤー矯正とどれくらい違うの?

治療期間に差はない?

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正といろいろな面で比較されます。

装置の目立ちやすさ、歯の移動に伴う痛み、装置による粘膜の刺激など、ほぼすべての面でマウスピース矯正に軍配が上がります。

ただ、治療期間に関しては強い力をかけることができるワイヤー矯正の方が有利に思えますが、実際はそんなことはありません。

まったく同じ症例であれば、マウスピース矯正もワイヤー矯正も治療期間に差は見られないのです。

全体矯正であれば、13年程度の期間を要します。

 

1か月で移動する歯の距離は?

ワイヤー矯正では、1回の調整で0.5mmくらい歯を動かすことができます。

ケースによっては1.0mm程度動かせることもありますが、平均的には0.5mm程度と捉えた方が正確です。

一方、マウスピース矯正は1枚で0.25mm程度、歯を動かすことができるため、714日に1回交換することで、歯の移動距離はワイヤー矯正と同等となります。

そう考えると、マウスピース矯正とワイヤー矯正で治療期間に大差はないという話にもすんなりうなずけますよね。

 

治療を長引かせないためのポイント

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正とほぼ同じ期間で治療を終えることが可能ですが、いくつかの理由で長引かせてしまうこともあります。

そうしたマウスピース矯正の治療期間の延長を防ぐためには、以下の3点に注意しなければなりません。

 

マウスピースの装着時間を守る

マウスピース矯正の治療期間を長引かせないためには、マウスピースの装着時間をしっかり守ることが何よりも重要です。

マウスピースの装着時間はそれぞれのシステムで少しずつ異なりますが、一般的には12022時間程度となっています。

これはマウスピース矯正を成功させる上での基本ルールであり、それを守れない場合は固定式の装置に変更した方が良いといえます。

 

マウスピースの交換頻度を守る

歯列矯正は、比較的長い期間を要する歯科治療なので、可能な限り早く終わらせたいと願う人が大半を占めます。

本来は1年かかるところを8か月で終えることができたら、かなり嬉しいですよね。

そのためにやりがちなのがマウスピースの交換を予定よりも早く行ってしまうことです。

一般的なマウスピース矯正では、1014日ごとに装置を交換しますが、歯列への締め付けがなくなったという理由で、早めに次のステージへ移行してしまう方も珍しくありません。

けれども、それはかえってマウスピース矯正を長引かせてしまうことにもなりかねないため、マウスピースの交換は必ず歯科医師の指示通りに行うようにしましょう。

マウスピースを早めに交換することで、歯や歯ぐきに深刻なダメージを及ぼすリスクがあることも知っておいてください。

 

後戻りを防止する保定もしっかり行う

マウスピース矯正でも、歯を移動した後には後戻りを防止するための保定処置を行います。

リテーナーと呼ばれる装置を使って行うもので、歯をその位置に固定するための処置です。

固定式のリテーナーであればそれほど心配する必要はありませんが、着脱式のリテーナーの場合は、ついつい装着をさぼってしまう方もいらっしゃることでしょう。

保定が不十分だと後戻りが生じて再治療が必要となり、結果としてマウスピース矯正の期間が長引いてしまいます。

 

まとめ

今回は、マウスピース矯正の治療期間と長引かせないためのポイントについて解説しました。

マウスピース矯正の治療期間はワイヤー矯正と変わりありませんが、装置の装着を怠ったり、交換の頻度を誤ったりすると、歯が予定通りに動きません。

歯の移動後の保定をさぼることでも治療期間が延長しかねないため、この3点には十分にご注意ください。

また、マウスピース矯正にもいろいろな種類があり、値段や仕上がりも大きく異なります。

とにかく安くて、治療期間が短そうなシステムを選ぶと、失敗する可能性も高まりますので、治療法を選択する際には、矯正の専門家にしっかり相談することをおすすめします。

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